Module オブジェクトは、標準モジュールまたはクラス モジュールを参照するために使用します。
注釈
Access には、オブジェクトに関連付けられていないクラス モジュール、フォームに関連付けられたフォーム モジュール、およびレポートに関連付けられたレポート モジュールがあります。
Module オブジェクトがコードの標準モジュールまたはクラス モジュールを表しているかどうかを判断するには、Module オブジェクトの Type プロパティを確認します。
Modules コレクションには、その種類に関係なく、開いているすべての Module オブジェクトが含まれています。 Modules コレクションに含まれるモジュールには、コンパイルされたものとコンパイルされていないものがあります。
Modules コレクションに含まれる個々の Module オブジェクト (標準モジュールまたはクラス モジュール) への参照を取得するには、次のいずれかの構文を使用します。
構文 | 説明 |
---|---|
モジュール!modulename | modulename には、Module オブジェクトの名前を指定します。 |
Modules("modulename") | modulename には、Module オブジェクトの名前を指定します。 |
Modules(index) | index には、コレクション内でのオブジェクトの位置を示す数値を指定します。 |
次の例では、標準の Module オブジェクトへの参照を返し、それをオブジェクト変数に割り当てます。
Dim mdl As Module
Set mdl = Modules![Utility Functions]
Module オブジェクトの名前を囲む角かっこは、 Module オブジェクトの名前に スペースが含 まれている場合にのみ必要であることに注意してください。
次の例では、フォーム Module オブジェクトへの参照を返し、それをオブジェクト変数に割り当てます。
Dim mdl As Module
Set mdl = Modules!Form_Employees
特定のフォームまたはレポート モジュールを参照するには、 Form オブジェクトまたは レポート オブジェクトの Module プロパティを使用することもできます。
Forms!formname .Module
次の例では、Employees フォームに関連付けられている Module オブジェクトへの参照も返し、それをオブジェクト変数に割り当てます。
Dim mdl As Module
Set mdl = Forms!Employees.Module
Module オブジェクトへの参照を返したら、そのプロパティを設定または読み取り、そのメソッドを適用できます。
メソッド
プロパティ
- Application
- CountOfDeclarationLines
- CountOfLines
- Lines
- Name
- Parent
- ProcBodyLine
- ProcCountLines
- ProcOfLine
- ProcStartLine
- Type
関連項目
サポートとフィードバック
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