一連の Host Integration Server 構成コマンドを実行する場合は、各コマンドから snacfg という単語を削除し、コマンド ファイルと呼ばれるファイルに新しいコマンドを配置してから、1 つの snacfg コマンドを使用してコマンド ファイル全体を実行できます。 これは、バッチ ファイルの動作と似ています。ただし、コマンド ファイルは、バッチ ファイルよりも構成ファイルを開いて閉じる回数が少なくなります。 コマンド ファイルを実行すると、構成ファイルは最初に 1 回だけ開かれます。 その後、すべてのコマンドが実行され、構成ファイルが閉じられます。 これに対し、 snacfg コマンドを含むバッチ ファイルを実行すると、構成ファイルは、ファイル内のすべてのコマンドに対して 1 回、複数回開いて閉じられます。
コマンド ファイルを作成するときは、以下を含めないでください。
snacfg という単語
構成ファイルのパス
別のコマンドファイルに対するパス
コメントのテキスト文字列内のバックスラッシュ
また、円記号 (\) で行を終了することで、コマンド ファイルに長い複数行のコマンドを含めることもできます。 円記号は、次の行の文字列を現在のコマンドに追加する必要があることを示します。
コマンド ファイルを使用する手順は 2 つあります。 最初に、構成コマンドをプレーン テキスト ファイルに入力するか、または次のセクションで説明するように /print オプションを使用して、ファイルを作成します。 次に、次の構文で行を入力して、コマンド プロンプトからコマンド ファイルを実行します。
[configpath]commandpath []
上記の構文行では、 configpath は、コマンドを実行する必要がある構成ファイルのパスです。このパスの前に # 記号を付けます。 同様に、 commandpath はコマンド ファイルのパスです。このパスの前に @ 記号を付けます。 /v (verbose) オプションを使用すると、コマンド ファイルの実行時にすべての情報メッセージ (エラー メッセージだけでなく) が表示されます。 /v オプションを指定しない場合は、エラー メッセージのみが表示されます。
たとえば、構成ファイル内のリンクと接続が一覧表示される一連のコマンドを実行するには、次の行を含む SNA_CMD1.TXT という名前のファイルを作成します。
link /list
connection /list