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通信スループットの最大化

主に通信に使用されるサーバーは、高速スループットを提供する必要がありますが、ファイル サーバーのように高速なファイル アクセスを提供する必要はありません。 Host Integration Server や Microsoft SQL Server などの通信プログラム用にメモリの一部を確保すると、スループットが向上します。

このような専用メモリ領域には、ページングされないメモリが含まれます。このメモリはディスクにスイッチされることがなく、常にすぐに使用できる状態で保持されます。 これは、高速スループットをサポートするのに役立ちます。 Host Integration Server または同様のプログラム専用のメモリが増える場合は、ファイル共有に使用できるメモリが少なくなります。

Windows オペレーティング システムでは、ネットワーク スループット オプションを表示または変更できます。 Host Integration Server の場合、スループット オプションを変更する必要がない場合があります。 セットアップでは、ネットワーク アプリケーションのスループットを最大化するオプションが自動的に設定されます。

主に通信に使用されるサーバーは、多くの重要なバックグラウンド プロセスを実行します。 バックグラウンド プロセスは、現在のウィンドウのユーザー アクションに関連しないプロセスです。 これらのサーバーは、通常、フォアグラウンド プロセスを最大速度で実行する必要はありません。 そのため、オペレーティング システムをバックグラウンド プロセスに対する応答性を高め、フォアグラウンド プロセスに対する応答性をやや低くすると、Host Integration Server のスループットが向上する可能性があります。 バックグラウンドまたはフォアグラウンドの応答性の設定は、タスクと呼ばれます。

フォアグラウンド プロセスに対する応答性が低いサーバーでは、ワープロ ソフトウェア、スプレッドシート、SNA マネージャーなどのローカル アプリケーションの実行速度が低下します。 タスクは、主にクライアント コンピューターをサポートするために使用されるサーバーに最も適しています。デスクトップ コンピューターとしてローカルで使用されるサーバーには適していません。

タスクに使用できるオプションは次のとおりです。

  • ベスト フォアグラウンド アプリケーションの応答時間

  • フォアグラウンド アプリケーションの応答性がバックグラウンドよりも高い

  • フォアグラウンド アプリケーションとバックグラウンド アプリケーションの応答性が均等

    ネットワーク構成に最適なものを選択します。

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