RTM がデータを送信する時刻と、ホスト応答を登録するトリガーを指定できます。 構成設定は、選択した SNA サブドメインの [プロパティ] ページの [応答時間モニター] タブにあり、次の表に示します。
注
これらの設定を意味のあるものにするには、3270 ユーザーの各エミュレーターで RTM をサポートする必要があります。 ホスト RTM の設定が異なる場合は、ホスト統合サーバーの設定をオーバーライドします。
RTM の設定
設定 | 定義 | |
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RTM データの送信先 | RTM データをホストに送信するタイミングを指定します。 データは、次のいずれかの状況または両方の状況で送信できます。 | |
カウンター オーバーフロー | 特定の期間内のホスト応答の数が使用可能なカウンターのサイズをオーバーフローすると、RTM データをホストに送信します。 | |
セッションの終了 | 各 LU-to-LU セッションの終了時に RTM データをホストに送信します。 | |
RTM タイマーが実行され続けるまで | RTM がホスト応答を登録するタイミング (RTM がタイマーを停止するタイミング) を指定します。 (タイマーは、ローカル システムがデータを送信するときに開始されます)。考えられる停止ポイントは次のとおりです。 | |
最初のデータが画面に到達する | データがローカル画面に到達すると、タイミングを停止します。 | |
ホストがキーボードのロックを解除する | ホストがローカル キーボードのロックを解除すると、タイミングを停止します。 | |
ホストがユーザーに送信を許可 | ホストがローカル コンピューターにより多くのデータを送信できるようにするタイミングを停止します。 | |
RTM のしきい値 | RTM がホスト応答の数を保存してカウントを再開するカットオフ時間を秒単位で指定します。 範囲は0.1秒から100.0秒の間の0.1秒刻みの1〜1000です。 既定値は 5、10、20、50 (0.5 秒、1.0 秒、2.0 秒、5.0 秒) です。 |
サーバーで使用する RTM の境界と定義を構成できますが、ホストは、個々の 3270 LU またはホストが制御するすべての LU に対して、これらの値をオーバーライドできます。 ホストは、RTM データのローカル表示を許可するかどうかを指定することもできます。また、Host Integration Server が RTM データを送信するときに、RTM 統計の収集を完全に無効にすることができます。
応答時間モニター (RTM) を構成するには
Host Integration Server コンソール ツリーで、構成するサブドメインを右クリックし、[ プロパティ] をクリックします。
[ 応答時間モニター (RTM)] タブをクリックし、オプションを完了します。
[ OK] をクリックし、構成を 保存します 。