このチュートリアルでは、以下の内容を学習します。
- カスタム ワークブックを作成する
- 既存のブック テンプレートにクエリを追加する
[前提条件]
Log Analytics を使用してアクティビティ ログを分析するには、以下のロールと要件が必要です。
Azure Monitor の適切な役割について以下に述べる。
- 監視リーダー
- Log Analytics 閲覧者
- モニタリング貢献者
- Log Analytics 共同作成者
Microsoft Entra ID の適切な役割:
- レポートリーダー
- セキュリティビューア
- グローバルリーダー
- セキュリティ管理者
Log Analytics ワークスペースをまだ作成していない場合は、「 Log Analytics ワークスペースの構成 」チュートリアルを完了してください。
カスタム ワークブックを作成する
Kusto クエリ言語 (KQL) を使用してデータに対してクエリを実行するだけでなく、さらに分析とアラートを生成するためのカスタム ブックを作成することもできます。 ブックを作成または更新するための最小限の特権ロールは、 セキュリティ管理者 ロールです。
Entra ID>監視とヘルス>ワークブック に移動します。
[クイック スタート] セクションで、[空] を選択します。
[ 追加 ] メニューの [ テキストの追加] を選択します。
テキストボックスに「
# Client apps used in the past week
」と入力し、[ 編集完了] を選択します。テキスト ウィンドウの下にある [追加 ] メニューを開き、[ クエリの追加] を選択します。
クエリ テキスト ボックスに「
SigninLogs | where TimeGenerated > ago(7d) | project TimeGenerated, UserDisplayName, ClientAppUsed | summarize count() by ClientAppUsed
」と入力します。[ クエリの実行] を選択します。
ツール バーの [視覚化 ] メニューから [ 円グラフ] を選択します。
ページの上部にある [ 編集完了] を選択します。
保存アイコンを選択してブックを保存します。
表示されるダイアログ ボックスで、タイトルを入力し、リソース グループを選択して、[ 適用] を選択します。
ブック テンプレートにクエリを追加する
Kusto クエリをワークブックに追加することができます。 この例は、条件付きアクセス ポリシーが適用された成功したサインインと失敗したサインインの分布を示すクエリに基づいています。 ブックを作成または更新するための最小限の特権ロールは、 セキュリティ管理者 ロールです。
Entra ID>監視とヘルス>ワークブック に移動します。
[ 条件付きアクセス ] セクションで、[ 条件付きアクセスの分析情報とレポート] を選択します。
ツール バーの [編集] を選択 します。
ツール バーで、[編集] ボタンの横にある 3 つのドットを選択し、[ 追加]、[ クエリの追加] の順に選択します。
クエリ テキスト ボックスに「
SigninLogs | where TimeGenerated > ago(20d) | where ConditionalAccessPolicies != "[]" | summarize dcount(UserDisplayName) by bin(TimeGenerated, 1d), ConditionalAccessStatus
」と入力します。[ クエリの実行] を選択します。
[ 時間範囲 ] メニューの [ クエリで設定] を選択します。
[視覚化] メニューから [横棒グラフ] を選択します。
[ 詳細設定] を選択します。
[ グラフのタイトル ] フィールドに「
Conditional Access status over the last 20 days
」と入力し、[ 編集完了] を選択します。
条件付きアクセスの成功と失敗のグラフに、テナントの色分けされたスナップショットが表示されます。