PerfCounters サンプルでは、Windows Communication Foundation (WCF) のパフォーマンス カウンターにアクセスする方法と、ユーザー定義のパフォーマンス カウンターを作成する方法を示します。 このサンプルは、入門に基づいています。
注
このサンプルのセットアップ手順とビルド手順は、このトピックの最後にあります。
このサンプルでは、クライアントは ICalculator
サービスの 4 つのメソッドを呼び出します。 クライアントは、ユーザーによって中断されるまで、この操作を続行します。 サービスは変更されません。
パフォーマンス カウンターは、次のサンプル構成に示すように、サービスの Web.config ファイルの診断セクションで有効になります。
<configuration>
<system.serviceModel>
<diagnostics performanceCounters="All" />
</system.serviceModel>
</configuration>
このタスクは、 構成エディター ツール (SvcConfigEditor.exe) を使用して実行することもできます。
パフォーマンス カウンターが有効になっている場合、WCF パフォーマンス カウンターのスイート全体がサービスに対して有効になります。 .NET Framework では、 ServiceModelService
、 ServiceModelEndpoint
、 ServiceModelOperation
の 3 つのレベルでパフォーマンス データが自動的に保持されます。 これらの各レベルには、"Calls"、"Calls per Second"、"Security Calls Not Authorized" などのパフォーマンス カウンターがあります。
サンプルを設定、ビルド、実行するには
Windows Communication Foundation サンプル のOne-Time セットアップ手順を実行していることを確認します。
ソリューションの C# または Visual Basic .NET エディションをビルドするには、「Windows Communication Foundation サンプルのビルド」の手順に従います。
シングル コンピューター構成またはクロスコンピューター構成でサンプルを実行するには、「 Windows Communication Foundation サンプルの実行」の手順に従います。
パフォーマンス データを表示するには
[スタート]、[実行] の順にクリックしてパフォーマンス モニター ツールを起動し、「
perfmon
」と入力して [OK] をクリックするか、コントロール パネルで [管理ツール] を選択し、[パフォーマンス] をダブルクリックします。注
サンプル コードが実行されるまで、カウンターを追加することはできません。
表示されているパフォーマンス カウンターを削除するには、パフォーマンス カウンターを選択し、Delete キーを押します。
グラフ ウィンドウを右クリックし、[カウンターの追加] を選択して、WCF カウンターを追加します。 [ カウンターの追加 ] ダイアログ ボックスで、[パフォーマンス オブジェクト] ドロップダウン リスト ボックスで ServiceModelOperation 3.0.0.0、ServiceModelEndpoint 3.0.0.0、または ServiceModelService 3.0.0.0 を選択します。 一覧から表示するカウンターを選択します。
注
コンピューターで実行されている WCF サービスがない場合、サービスの WCF パフォーマンス カウンターはありません。
構成エディターを使用してカウンターを有効にするには
SvcConfigEditor.exeのインスタンスを開きます。
[ファイル] メニューの [ 開く ] をクリックし、[ 構成ファイル...] をクリックします。
サンプル アプリケーションのサービス フォルダーに移動し、Web.config ファイルを開きます。
[構成] ツリー の [診断 ] をクリックします。
[診断] ウィンドウでパフォーマンス カウンターを切り替えて、[すべて] を表示します。
構成ファイルを保存し、エディターを終了します。