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_SECURE_SCL

このマクロは、 _ITERATOR_DEBUG_LEVELに置き換え、 チェックされた反復子を 有効にするかどうかを定義します。 既定では、チェックを行う反復子はデバッグ ビルドで有効になっており、製品版ビルドで無効になっています。

重要

_SECURE_SCL マクロを直接使用することは非推奨です。 代わりに、 _ITERATOR_DEBUG_LEVEL を使用して、チェックされた反復子の設定を制御します。 詳細については、_ITERATOR_DEBUG_LEVELを参照してください。

解説

チェックを行う反復子が有効になっている場合、反復子の安全でない使用によってランタイム エラーが発生し、プログラムが終了します。 チェックされた反復子を有効にするには、 _ITERATOR_DEBUG_LEVEL を 1 または 2 に設定します。 これは、 _SECURE_SCL 設定の 1 または有効と同じです。

#define _ITERATOR_DEBUG_LEVEL 1

チェックされた反復子を無効にするには、 _ITERATOR_DEBUG_LEVEL を 0 に設定します。 これは、 _SECURE_SCL 設定の 0 または無効に相当します。

#define _ITERATOR_DEBUG_LEVEL 0

チェックされた反復子に関する警告を無効にする方法については、 _SCL_SECURE_NO_WARNINGSを参照してください。

関連項目

_ITERATOR_DEBUG_LEVEL
チェックされた反復子
debug 反復子のサポート
安全なライブラリ: C++ 標準ライブラリ