スライダー コントロールの一般的な使用パターンを以下に示します。
コントロールが作成されます。 ダイアログ ボックス テンプレートでコントロールを指定すると、ダイアログ ボックスの作成時に自動的に作成されます。 (ダイアログ クラスには、スライダー コントロールに対応する CSliderCtrl メンバーが必要です)。または、Create メンバー関数を使用して、コントロールを任意のウィンドウの子ウィンドウとして作成することもできます。
さまざまな Set メンバー関数を呼び出して、コントロールの値を設定します。 加えることができる変更には、スライダーの最小位置と最大位置の設定、目盛りの描画、選択範囲の設定、およびスライダーの位置変更が含まれます。 ダイアログ ボックス内のコントロールの場合は、ダイアログの OnInitDialog 関数内でこれを行うのが適切です。
ユーザーがコントロールを操作すると、さまざまな通知メッセージが送信されます。 GetPos メンバー関数を呼び出すことによって、コントロールからスライダー値を抽出できます。
コントロールの操作が完了したら、コントロールが適切に破棄されることを確認する必要があります。 スライダー コントロールがダイアログ ボックス内にある場合、コントロールと
CSliderCtrl
オブジェクトは自動的に破棄されます。 そうでない場合は、コントロールとCSliderCtrl
オブジェクトの両方が適切に破棄されるようにする必要があります。