MFC には、ツール ヒント コントロールを作成および管理するための 3 つのクラス ( CWnd、 CToolBarCtrl、 CToolTipCtrl 、 CMFCToolTipCtrl) が用意されています。 これらのクラスのツールヒントメンバー関数は、Windowsの共通コントロールAPIを包んでいます。 クラス CToolBarCtrl
とクラス CToolTipCtrl
は、クラス CWnd
から派生します。
CWnd
には、ツール ヒントを作成および管理するための 4 つのメンバー関数 ( EnableToolTips、 CancelToolTips、 FilterToolTipMessage、 OnToolHitTest) が用意されています。 ツール ヒントの実装方法の詳細については、これらの個々のメンバー関数を参照してください。
CToolBarCtrl
を使用してツール バーを作成する場合は、そのツール バーのツール ヒントを、GetToolTips と SetToolTips というメンバー関数を使用して直接実装できます。 ツール ヒントの実装方法の詳細については、これらの個々のメンバー関数と ツール ヒント通知の処理 を参照してください。
CToolTipCtrl
クラスは、Windows 共通ツール ヒント コントロールの機能を提供します。 1 つのツール ヒント コントロールで、複数のツールに関する情報を提供できます。 ツールは、子ウィンドウやコントロールなどのウィンドウ、またはウィンドウのクライアント領域内のアプリケーション定義の四角形領域のいずれかです。
CMFCToolTipCtrl クラスは、CToolTipCtrl
から派生し、追加のビジュアル スタイルと機能を提供します。