MFC は、 CDialog クラスに加えて、次の表に示すように、一般的に使用されるダイアログ ボックスをカプセル化する CDialog
から派生した複数のクラスを提供します。 カプセル化されたダイアログ ボックスは"共通ダイアログ ボックス" と呼ばれ、Windows 共通ダイアログ ライブラリ (COMMDLG.DLL) の一部です。 これらのクラスのダイアログ テンプレート リソースとコードは、Windows バージョン 3.1 以降の一部である Windows の一般的なダイアログ ボックスで提供されます。
共通ダイアログ クラス
派生ダイアログ クラス | 目的 |
---|---|
CColorDialog | ユーザーが色を選択できるようにします。 |
CFileDialog | ユーザーがファイル名を選択して開いたり保存したりできるようにします。 |
CFindReplaceDialog | ユーザーがテキスト ファイルで検索操作または置換操作を開始できるようにします。 |
CFontDialog | ユーザーがフォントを指定できるようにします。 |
CPrintDialog | ユーザーが印刷ジョブの情報を指定できるようにします。 |
CPrintDialogEx | Windows Print プロパティ シート。 |
共通ダイアログ クラスの詳細については、「MFC リファレンス」の個々のクラス名を 参照してください。 MFC には、OLE に使用される標準ダイアログ クラスも多数用意されています。 これらのクラスの詳細については、MFC リファレンスの基底クラス COleDialog を 参照してください。
MFC の他の 3 つのクラスには、ダイアログのような特性があります。 クラス CFormView、CRecordView、および CDaoRecordView の詳細については、MFC リファレンスのクラスを参照してください。 クラス CDialogBar の詳細については、「ダイアログ バー」を参照してください。