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/IDLOUT (MIDL 出力ファイルの指定)

構文

/IDLOUT:[パス]ファイル名

引数

path
絶対パスまたは相対パスの指定。 パスを指定すると、 .idl ファイルの場所にのみ影響します。他のすべてのファイルはプロジェクト ディレクトリに配置されます。

filename
MIDL コンパイラによって作成された .idl ファイルの名前を指定します。 ファイル拡張子は想定されません。filename.idl拡張子が必要な場合は、*.idl を指定します。 展開する場合、完全修飾ファイル名は MAX_PATH (260 文字) を超えてはなりません。

解説

/IDLOUT オプションは、.idl ファイルの名前と拡張子を指定します。

MIDL コンパイラは、 module 属性を持つプロジェクトをリンクするときに MSVC リンカーによって呼び出されます。

/IDLOUT また、MIDL コンパイラに関連付けられている他の出力ファイルのファイル名も指定します。

  • filename.tlb
  • ファイル名_p.c
  • ファイル名_i.c
  • h ファイル名

filename は、 /IDLOUTに渡すパラメーターです。 /TLBOUTを指定すると、.tlb ファイルは/TLBOUTfilenameからその名前を取得します。

/IDLOUT/TLBOUTも指定しない場合、リンカーは vc70.tlb、vc70.idl、vc70_p.c、vc70_i.c、vc70.h を作成します。

Visual Studio 開発環境でこのリンカー オプションを設定するには

  1. プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳細については、Visual Studio での C++ コンパイラとビルド プロパティの設定に関する記事を参照してください。
  2. [構成プロパティ]>[リンカー]>[埋め込み IDL] プロパティ ページを選択します。
  3. [Merge IDL Base File Name]\(IDL ベース ファイル名のマージ\) プロパティを変更します。

このリンカーをコードから設定するには

関連項目

MSVC リンカーのリファレンス
MSVC リンカー オプション
/IGNOREIDL (属性を MIDL に挿入しない)
/MIDL (MIDL コマンド ライン オプションの指定)
属性付きプログラムの作成