インライン スクリプトは、アプリケーションの他の場所で使用する可能性が低いカスタム コードに便利です。
BizTalk は、マップを定義する拡張スタイルシート言語変換 (XSLT) スタイルシートにインライン スクリプトを保存します。 このため、インライン スクリプトでは、他の XSLT スタイルシート スクリプトと同じ名前空間を使用できます。 次の表に、使用可能な名前空間を示します。
Namespace | 説明 |
---|---|
システム | System クラス。 |
System.Collection | コレクション クラス。 |
System.Text | テキストの分類。 |
System.Text.RegularExpressions | 正規表現クラス。 |
System.Xml | コア XML クラス。 |
System.Xml.Xsl | XSLT クラス。 |
System.Xml.Xpath | XPath クラス。 |
Microsoft.VisualBasic | Visual Basic スクリプト クラス。 |
名前空間とデータ型の詳細については、「 <msxsl:script> を使用した XSLT スタイルシート スクリプト」および .NET Framework コレクションの "System.Xml.Xsl.XslCompiledTransform" を検索してください。
注意事項
同じメソッド シグネチャを複数回使用しないでください。 複数のスクリプト Functoid に同じメソッド シグネチャがある場合、BizTalk は最初の実装を選択し、他の実装は無視します。
インライン スクリプトは、1 回限りのスクリプトに便利であるだけでなく、多数のスクリプト間で使用するグローバル変数を宣言する場合にも便利です。 たとえば、C# インライン スクリプトでは、任意のクラスの外部に次のコード行を配置できます。
ArrayList statusList = new ArrayList();
これにより、マップ内のすべてのインライン スクリプトで使用できる ArrayList ( statusList
) が作成されます。
インライン スクリプトのサンプルについては、「 XML ツール (BizTalk Server サンプル フォルダー)」を参照してください。
こちらもご覧ください
スクリプティングファンクトイド
外部アセンブリを使用したスクリプト作成
インライン XSLT と XSLT 呼び出しテンプレートを使用したスクリプト
スクリプト Functoid をマップに追加する方法
スクリプティングファンクトイドを設定する方法