処理命令は、XML ドキュメントを処理するアプリケーションに情報を提供します。 このような情報には、ドキュメントの処理方法、表示方法などの手順が含まれる場合があります。
処理命令は、処理 命令の追加 プロパティ (またはメッセージ コンテキストの同等の XMLNorm.ProcessingInstructionOption プロパティ) によって XML ドキュメントに追加されます。 処理命令テキストは、 処理命令の追加テキスト プロパティ (または、メッセージ コンテキストの同等の XMLNorm.ProcessingInstruction プロパティ) で指定されます。
処理 命令の追加 プロパティ (または XMLNorm.ProcessingInstructionOption プロパティ) には、次の表に示す 3 つの有効な値があります。
価値 | 価値 | 説明 |
---|---|---|
追加 | 0 | XML アセンブラーからの新しい処理命令が、ドキュメントの先頭にある処理命令に追加されます。 |
新規作成 | 1 | XML アセンブラーの新しい処理命令は、ドキュメントの先頭にある既存の処理命令を上書きします。 |
不問に付す | 2 | ドキュメントの先頭にある処理命令は削除されます。 |
メッセージ コンテキストで指定された処理命令 (またはメッセージ コンテキスト プロパティ) のペアは、パイプライン デザイナーで指定されたプロパティ ペアよりも優先されます。 たとえば、 XMLNorm.ProcessingInstructionOption が 新規作成 (1) として指定され、 XMLNorm.ProcessingInstruction が指定されていない場合、空の処理命令によって既存の処理命令が置き換えられます。
別の例として、 XMLNorm.ProcessingInstruction が指定されていても XMLNorm.ProcessingInstructionOption が指定されていない場合、メッセージ コンテキストのプロパティは使用されません。 この場合、パイプライン デザイナーからの処理命令が使用されます。
既定では、[ 処理命令の追加] が [追加] に設定され、[ 処理命令の追加] テキスト が空になります。
プロパティとエンベロープの処理
エンベロープの処理命令は保持されないため、次のフラット ファイル アセンブラー設定の組み合わせにより、処理命令を持つ最も外側のエンベロープのみが作成されます。
処理命令スコープ プロパティが "Envelope" に設定されています。
"Append " に設定された処理命令プロパティを追加します。
エンベロープは、アセンブラーの処理命令の追加テキスト プロパティで指定された 処理命令を 使用します。
受信メッセージで指定されている外部エンベロープまたは内部エンベロープ内の既存の処理命令は、出力メッセージには存在しません。
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