遅延図形
遅延のタイムアウトを指定するには、次の 2 つの方法があります。
System.DateTime を使用すると、指定した日時に達するまでオーケストレーションが一時停止します。
System.DateTime.UtcNow.AddSeconds(60)
注
DateTime を使用する場合、遅延は協定世界時 (UTC) で表す必要があります。
System.TimeSpan を使用すると、オーケストレーションが指定した時間一時停止します。
System.TimeSpan(0, 1, 0)
Delay 図形が Listen 図形内にある場合は、式の末尾にセミコロンを追加する必要はありません。
System.DateTime と System.TimeSpan の詳細については、Visual Studio の複合コレクションの「DateTime 構造体」と「TimeSpan 構造体」を参照してください。
注
BizTalk Server と SQL Server が別々のコンピューターにインストールされている複数のマシンのインストール環境では、BizTalk Server と SQL Server のマシンが同期されていないため、 遅延 図形が予想よりも早く終了する可能性があります。
注
ストレス状態では、[ 遅延 ] 図形に指定されたタイムアウトが、指定した時間より後に発生する可能性があります。 これは、ストレス状態でのスレッドの枯渇が原因です。
遅延図形を構成するには
BizTalk 式エディターが表示されていない場合は、[遅延] 図形を右クリックして [遅延の編集] をクリックするか、[プロパティ] ウィンドウで[式] プロパティの省略記号 (...) ボタンをクリックします。
BizTalk 式エディターで、 System.DateTime オブジェクトまたは System.TimeSpan オブジェクトを返す式を作成します。 詳細については、「式の 要件と制限事項」を参照してください。