HTTP 受信ハンドラーのプロパティを構成するには、次の手順に従います。
注
各ホストに関連付けることができる受信ハンドラーは 1 つだけです。
注
HTTP 受信アダプターは、BizTalk 分離ホスト インスタンスのコンテキストで実行されます。
注意事項
HTTP または SOAP アダプター ハンドラーを使用する場合は、これらのハンドラーのホスト インスタンスを Microsoft Windows Server 2008 SP2 または Windows Server 2008 R2 コンピューターにインストールすることをお勧めします。
HTTP 受信ハンドラーの全般プロパティを構成するには
BizTalk Server 管理コンソールで、[BizTalk Server管理] を展開し、[BizTalk グループ]、[プラットフォームの設定] の順に展開し、[アダプター] を展開します。
展開されたアダプターの一覧で、[ HTTP ] をクリックし、右側のウィンドウで、構成する受信ハンドラーを右クリックし、[ プロパティ] をクリックします。
[ アダプター ハンドラーのプロパティ ] ダイアログ ボックスの [ 全般 ] タブの [ ホスト名 ] ボックスの一覧で、受信ハンドラーを関連付けるホストを選択します。
HTTP 受信ハンドラーの Batch サイズ プロパティにアクセスするには、[プロパティ] をクリックします。
1 ~ 256 の値を入力し、[ OK] をクリックします。
OK をクリックします。
BizTalk Server は、メッセージのバッチを効果的に処理し、1 つのメッセージを非常に迅速に処理しないように設計されています。 そのため、この受信ハンドラーを双方向/要求応答受信場所に使用する場合は、次の手順に従って待機時間を最小限に抑えることができます。
Batch サイズ プロパティの値を 1 に設定します。
MaxReceiveInterval の値を、既定値の 500 から 100 未満に減らしてください。対象となるサービスクラスは Messaging Isolated、XLANG/s、および Messaging In-Process です。 BizTalk 管理データベースの adm_ServiceClass テーブルが変更されます。このテーブルには、これらのサービスの種類ごとに 1 つのレコードが含まれます。 この設定はサービスタイプ全体の変更であるため、この設定を変更する場合は注意が必要です。 この設定では、BizTalk Server メッセージング エージェントが BizTalk Server メッセージ ボックス データベースでメッセージをポーリングする最大ポーリング間隔 (ミリ秒) を指定します。 また、スロットル コントローラーは、特定の負荷条件下でメッセージの調整が必要かどうかを判断するためにも使用されます。 必要に応じて、調整コントローラーは、システムのストレス状態に基づいて、メッセージディスパッチ間隔を段階的に遅延させます。 高スループット システムでは、この設定は使用されません。 ただし、この値を使用すると、時間間隔は MaxReceiveInteral/10 と MaxReceiveInterval の間で動的に変化します。
注
この設定を変更すると、ホストタイプが分離型のすべてのホストに影響を与えます。
構成した HTTP 受信関数に関連付けられている IIS アプリケーション プールを再起動します。
BIZTalkServerIsolatedHost ホスト インスタンスのログオン アカウントには、HTTP 受信関数で使用される分離コード ファイルを動的にコンパイルするために、一時ディレクトリまたはディレクトリに対する読み取りと書き込みのアクセス許可が必要です。 アクセス許可を付与するには、次の手順に従います。
BizTalkServerIsolatedHost ホスト インスタンスのアカウントに、BizTalk Server の一時ディレクトリに対する読み取りと書き込みのアクセス許可を付与するには
[ スタート] をクリックし、[ 実行] をクリックし、「 CMD」と入力して Enter キーを押します。
コマンド プロンプトで、「 set TEMP 」と入力し、ENTER キーを押して TEMP 環境変数に関連付けられているディレクトリを表示します。
コマンド プロンプトで、「 set TMP 」と入力し、Enter キーを押して TMP 環境変数に関連付けられているディレクトリを表示します。
BizTalkServerIsolatedHost ホスト インスタンスのログオン アカウントとして指定されたアカウントに、TEMP 環境変数と TMP 環境変数に関連付けられているディレクトリに対する読み取りおよび書き込みアクセス許可を付与します。 BizTalkServerIsolatedHost インスタンスのログオン アカウントを確認するには、BizTalk Server 管理コンソールで、[BizTalk Server管理] を展開し、[BizTalk グループ]、[プラットフォーム設定] の順に展開し、[ホスト インスタンス] を展開し、右側のウィンドウで BizTalkServerIsolatedHost ホスト インスタンスを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。 ホスト インスタンスに使用されるログオン アカウントは、[ ログオン ] ラベルの横に表示されます。