このトピックでは、BizTalk Server 管理コンソールの [グループの概要 ] ページで EDI および AS2 状態レポートを構成する方法について説明します。
状態レポートの追跡データは、以下の手順で選択したストレージ プロパティに従って、BizTalk 追跡データベース (BizTalkDTADb) に格納されます。 BizTalk Server を構成して、各契約の状態レポートを有効にすることができます。 格納するデータの量に応じて、アクティブなストアからデータを定期的にアーカイブし、必要に応じて最終的にアーカイブ ストアから消去する必要があります。 BizTalkDTADb データベースの管理の詳細については、「 BizTalk 追跡データベースのアーカイブと消去」を参照してください。
状態レポートは、次の 3 つの方法で有効にすることができます。
契約に解決された受信または送信 EDI インターチェンジの状態レポートを有効にします。
BIZTalk Server が契約を決定できなかった EDI インターチェンジに対して状態レポートがアクティブになるように、EDI フォールバック アグリーメントプロパティの状態レポートを有効にします。
AS2 メッセージの状態レポートを有効にします。
[前提条件]
BizTalk Server Administrators グループまたは BizTalk Server B2B Operators グループのメンバーとしてログオンしている必要があります。
契約の EDI 状態レポートを有効にするには
BizTalk Server 管理コンソールで、[BizTalk Server 管理] ノードと [BizTalk グループ] ノードの下にある [パーティ] ノードをクリックします。
[ パーティとビジネス プロファイル ] ウィンドウで、状態レポートを有効にする X12 または EDIFACT 契約を持つパーティをクリックします。
[契約] セクション で 、状態レポートを有効にする契約を右クリックし、[ プロパティ] をクリックします。
[ 全般 ] タブの [ 共通ホスト設定] セクションで、[ レポートをオンにする] をクリックします。
注
この手順により、BizTalk Server 管理コンソールの状態レポート UI にメッセージ エントリが入力されます。
レポート用のトランザクションセット/ペイロードを格納するを選択すると、トランザクションセットが追跡用のデータベース (BizTalkDTADb) 内のEDIテーブルに格納されます。
注
バッチ処理オーケストレーションのインスタンスがアクティブ化されている間にトランザクション セットのストレージを有効にした場合、作成されるバッチのトランザクション セットは格納されません。 ただし、バッチ処理オーケストレーションのインスタンスがアクティブ化されている間にトランザクション セットのストレージを無効にすると、バッチ処理の途中でストレージが無効になります。
OK をクリックします。
BizTalk サービスを再起動します ([コンピューターの管理] ダイアログ ボックス)。 AS2EdiReceive パイプラインまたは AS2EdiSend パイプラインがソリューションで使用されている場合は、IIS 管理サービス ( iisreset コマンドを使用) も再起動します。
注
変更を有効にするには、EDI 状態レポートがアクティブ化または非アクティブ化された後、BizTalk サービスを再起動する必要があります。 ソリューションで AS2EdiReceive または AS2EdiSend パイプラインが使用されている場合は、変更を有効にするために BizTalk サービスと IIS サービスの両方を再起動する必要があります。 AS2 状態レポートを有効にする場合、これは必要ありません。
フォールバック 契約の EDI 状態レポートを有効にするには
BizTalk Server 管理コンソールで、[BizTalk Server 管理] を展開し、[ BizTalk グループ ] ノードを展開し、[ パーティ] を右クリックして、[ X12 フォールバック設定] または [EDIFACT フォールバック設定] を選択します。
注
フォールバック 契約で状態レポートを構成する場合、構成はメッセージに対して契約が決定されていない場合にのみ適用されます。
[ フォールバック設定の全般ページ ] タブで、[ EDI レポートのアクティブ化] をクリックします。
注
この手順により、BizTalk Server 管理コンソールの状態レポート UI にメッセージ エントリが入力されます。
トランザクション セットを追跡 (BizTalkDTADb) データベースの EDI テーブルに格納するには、トランザクション セット/ペイロードを格納する を選択します。
注
EDIFACT でエンコードされたメッセージの場合: このプロパティを選択する場合は、[EDI グローバル プロパティ] ダイアログ ボックスの [UNB セグメント定義] ページで UNB3.2 フィールド (コード修飾子) の値も選択する必要があります。 このプロパティは既定では設定されず、 レポート用のストア トランザクション セット/ペイロード が選択されているが、UNB3.2 の値が選択されていない場合、インターチェンジは中断されます。
OK をクリックします。
AS2 状態レポートを有効にするには
BizTalk Server 管理コンソールの [BizTalk Server 管理] ノードと [ BizTalk グループ ] ノードで、[ パーティ ] ノードをクリックします。
[ パーティとビジネス プロファイル ] ウィンドウで、状態レポートを有効にする X12 または EDIFACT 契約を持つパーティをクリックします。
[契約] セクション で 、状態レポートを有効にする契約を右クリックし、[ プロパティ] をクリックします。
[ 共通ホスト設定] セクションで、[ レポートを有効にする] をクリックします。
注
この手順により、BizTalk Server 管理コンソールの状態レポート UI にメッセージ エントリが入力されます。
[ 契約プロパティ ] ダイアログ ボックスの [一方向アグリーメント] タブで、[ 受信者メッセージ追跡 (NRR) ] ページをクリックします。
受信メッセージ追跡 (NRR) ページで、受信エンコードされた AS2 メッセージに対して有効になっている NRR をクリックして、受信メッセージのワイヤ形式の表示を有効にします。
注
AS2 メッセージおよび相関 MDN ステータス ページでメッセージを右クリックし、[メッセージ ワイヤ形式]をクリックすると、メッセージの ワイヤ形式が表示されます。
注
否認不可データベース内のデータの保存を有効にするには、[ レポートの有効化 ] プロパティを選択する必要があります。 否認不可データベースのストレージを有効にするこのプロパティまたはその他のプロパティのいずれかを選択すると、AS2 レポートをアクティブ化するように求めるポップアップが表示されます。 [ はい] をクリックすると、AS2 レポートがアクティブになります。
受信メッセージ追跡 (NRR) ページで、受信デコードされた AS2 メッセージに対して有効になっている NRR をクリックして、受信メッセージのデコードされた形式の表示を有効にします。
受信メッセージ追跡 (NRR) ページで、送信 MDN に対して有効になっている NRR をクリックして、受信メッセージへの MDN 応答の表示を有効にします。
[ 契約のプロパティ ] ダイアログ ボックスの [一方向アグリーメント] タブで、[ 送信者メッセージ追跡 (NRR)] ページをクリックします。
[ 送信者メッセージ追跡 (NRR)] ページで 、 送信エンコードされた AS2 メッセージに対して有効な NRR をクリックして、送信メッセージのワイヤ形式の表示を有効にします。
[ 送信者メッセージ追跡 (NRR)] ページで 、 送信デコードされた AS2 メッセージに対して有効になっている NRR をクリックして、送信メッセージのデコードされた形式の表示を有効にします。
[ 送信者メッセージ追跡 (NRR)] ページで 、 受信 MDN に対して有効になっている NRR をクリックして、送信メッセージへの MDN 応答の表示を有効にします。
OK をクリックします。
こちらもご覧ください
EDI および AS2 ソリューションの監視
EDI および AS2 状態レポートの構成
EDI および AS2 状態レポート