メッセージ プローブ機能をサポートする必要がある場合、パイプライン コンポーネント (一般、アセンブリ、または逆アセンブル) は、 IProbeMessage
インターフェイスを実装できます。 プローブ コンポーネントは、 FirstMatch 実行モードのパイプライン ステージで使用されます。 このような段階では、BizTalk メッセージング エンジンは、メッセージの先頭部分をコンポーネントに渡して、コンポーネントがメッセージの形式を認識するかどうかを判断します。 コンポーネントが形式を認識すると、処理のためにメッセージ全体がコンポーネントに渡されます。
IProbeMessage インターフェイスは、1 つのメソッド Probe を公開します。これにより、コンポーネントはメッセージの先頭部分を確認できます。 戻り値は、このコンポーネントが実行されるかどうかを決定します。 次の手順では、BizTalk メッセージング エンジンが認識を必要とするステージを実行する方法について説明します。
ステージにコンポーネントが含まれていない場合、ステージは実行されず、メッセージは後続のステージに渡されて処理されます。
コンポーネントが IProbeMessage インターフェイスを実装しているかどうかを確認します。 そうでない場合は、メッセージング エンジンによってコンポーネントが呼び出されます。 ステージ処理が行われ、メッセージが次のステージに渡されます。
Probe メソッドが呼び出されます。 戻り値が True の場合、コンポーネントが実行されます。 その後、ステージ処理が行われ、メッセージが次のステージに渡されます。
メッセージング エンジンは、ステージ内の次のコンポーネントを取得します。 コンポーネントがそれ以上なく、どのコンポーネントも実行されていない場合は、パイプライン処理が失敗したというエラーが生成されます。 コンポーネントがこれ以上なく、少なくとも 1 つのコンポーネントが実行されている場合は、処理が実行されます。
ステージが認識を必要としない場合 (実行モードが All など)、メッセージング エンジンは、 IProbeMessage インターフェイスに対して最初にクエリを実行し、 Probe メソッドを呼び出さずにコンポーネントを呼び出します。
こちらもご覧ください
一般的なパイプライン コンポーネントの開発
アセンブリ パイプライン コンポーネントの開発
逆アセンブル パイプライン コンポーネントの開発
パイプライン コンポーネントからのエラーの報告
ネイティブ パイプライン コンポーネントの構成
パイプライン コンポーネントのデプロイ