BizTalk Server 展開のシステム アーキテクチャの詳細については、「 BizTalk Server アーキテクチャのサンプル」を参照してください。
トピック「 大規模分散アーキテクチャ 」に記載されているアーキテクチャは、BizTalk 環境が脆弱である潜在的なセキュリティ上の脅威の多くに対処します。 アーキテクチャを設計する際の優先順位の一覧ではセキュリティを高くする必要がありますが、高可用性、スケーラビリティ、パフォーマンスなど、分散環境には追加の考慮事項があります。 このセクションでは、BizTalk Server アーキテクチャを設計するときに考慮できるその他のオプションについて説明します。
ドメイン
会社が主にインターネットに接続する通信を実行している場合は、企業ドメインからイントラネット サービスを削除できます。 逆に、BizTalk Server を使用して、イントラネット経由で接続する他のアプリケーションまたはビジネス パートナーに接続する場合は、境界ネットワークを削除できます。 会社が少数のパートナーとインターネットとイントラネットに接続する通信の両方を行う場合は、イントラネット サービスと境界ネットワークを組み合わせることを検討できます。
処理サーバーとデータ ドメイン内の SQL Server 間の通信の待機時間を最小限に抑える必要があり、ネットワーク スニッフィング、パケットの改ざん、内部ネットワークでのホスト スプーフィングなどのセキュリティの問題が問題にならない場合は、処理ドメインとデータ ドメインの間のファイアウォールを削除して、これらのドメインをマージできます。 次に、インターネット プロトコル セキュリティ (IPSec) または Secure Sockets Layer (SSL) を使用して、サーバー間でデータを保護することをお勧めします。
SQL Server クラスタリング
このセクションでは詳しく説明しませんが、フェールオーバー保護のためにデータベースをクラスタリングすることを強くお勧めします。 SQL Server 2008 フェールオーバー クラスタリングの詳細については、 https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=131016の Microsoft MSDN Web サイトを参照してください。
MessageBox データベース
会社のメッセージ スループット要件によっては、MessageBox データベースの追加 (または削除) が必要になる場合があります。 複数のメッセージ ボックスの詳細については、「 Scaled-Out データベース」を参照してください。
こちらもご覧ください
セキュアなアーキテクチャの設計高可用性の計画持続的パフォーマンスの計画BizTalk Server のシステムアーキテクチャ設計BizTalk Server のサンプルアーキテクチャ