このセクションでは、Microsoft BizTalk アダプター パックを初めて使用するユーザー向けのアダプター、前提条件、およびトピックの概要について説明します。 ここでは、Microsoft BizTalk Adapter for SQL Server の機能と、アダプターを使用して SQL Server データベースで実行できるさまざまな操作について説明します。
アダプターとは アダプターは、基幹業務 (LOB) システムとの間でメッセージを送受信できるソフトウェア コンポーネントです。 アダプターの主な設計目標は、取引先間でのビジネス ドキュメントの交換を容易にすることです。 各ビジネス システムは特定のドキュメント形式とプロトコルに準拠している可能性があるため、アダプターは、一般的に認識される標準とプロトコルに準拠した配信メカニズムを使用して、ユーザーに統一されたインターフェイスを提供する必要があります。
BizTalk アダプター パックのアダプターは、次の 2 つの大きなカテゴリに分けることができます。
LOB アダプター。 このようなアダプターは、SAP や Siebel 用のアダプターなど、LOB システムにアクセスするためのサービス指向プログラミング モデルを提供します。
データ アダプター。 このようなアダプターは、Oracle データベースや SQL Server のアダプターなど、データベースにアクセスするためのサービス指向プログラミング モデルを提供します。
BizTalk アダプター パックには、次の 5 つのアダプターがあります。
Microsoft BizTalk Adapter for SQL Server (SQL アダプター)。
注
SQL アダプターは、BizTalk アダプター パックの外部でも別のアダプターとして使用できます。
Microsoft BizTalk Adapter for Oracle E-Business Suite (Oracle E-Business アダプター)。
Microsoft BizTalk Adapter for Oracle Database (Oracle Database アダプター)。
Microsoft BizTalk Adapter for mySAP Business Suite (SAP アダプター)。
Microsoft BizTalk Adapter for Siebel eBusiness Applications (Siebel アダプター)。
注
Siebel アダプターは、64 ビット プラットフォームでは使用できません。
会社で SQL アダプターを使用する方法がまだわからない場合は、「 BizTalk Adapter for SQL Server について」で説明されているアダプターの機能を調べるのを開始することをお勧めします。