完了までの時間: 10 分
目的: この手順では、次のタスクを実行します。
SAP アダプターを使用して SAP システムからメッセージを送受信する WCF-Custom 送受信ポートを作成します。 前の手順で作成したマップを使用するようにこのポートを構成します。
WCF-Custom ポートを使用するように、最後の手順でデプロイしたオーケストレーションを構成します。
前提条件
- WCF-Custom ポートを構成する BizTalk オーケストレーションを展開します。
WCF-Custom ポートを作成するには
Consume Adapter Service BizTalk プロジェクト アドインを使用して RFC のスキーマを生成すると、バインド ファイルも BizTalk プロジェクトに追加されます。 このバインド ファイルを BizTalk アプリケーションにインポートして、WCF-Custom 送受信ポートを作成できます。 バインド ファイルのインポート手順については、「バインドの インポート」を参照してください。
バインド ファイルをインポートすると、BizTalk Server 管理コンソールの [送信ポート ] フォルダーに送信ポートが作成されます。
WCF-Custom ポートを右クリックし、[ プロパティ] をクリックします。
[送信ポートのプロパティ] ダイアログ ボックスの左側のウィンドウで、[ 全般 ] タブをクリックします。右側のウィンドウで、[ 構成] をクリックします。
[ トランスポートのプロパティのWCF-Custom ] ダイアログ ボックスで、[ 資格情報 ] タブをクリックし、SAP システムに接続する資格情報を指定します。
OK をクリックします。
[送信ポートのプロパティ] ダイアログ ボックスの左側のウィンドウで、[ 受信マップ] をクリックします。 右側のウィンドウで、[ マップ ] 列の下にあるフィールドをクリックし、ドロップダウンから [ResponseMap] を選択します。
で受信マップを構成する
[送信ポートのプロパティ] ダイアログ ボックスの左側のウィンドウで、[ 送信マップ ] をクリックします。右側のウィンドウで、[ マップ ] 列の下のフィールドをクリックし、ドロップダウンから [ RequestMap] を選択します。
で送信マップを構成する
OK をクリックします。
BizTalk アプリケーションを構成するには
BizTalk Server 管理コンソールで、 BizTalk グループを展開し、 アプリケーションを展開し、オーケストレーションが展開されている BizTalk アプリケーションを展開します。
BizTalk アプリケーションを右クリックし、[ 構成] を選択します。
左側のウィンドウで、構成するオーケストレーションをクリックします。 右側のウィンドウの [ ホスト ] ドロップダウン リストから、BizTalk ホスト インスタンスを選択します。
[ バインド ] ボックスで、BizTalk オーケストレーションの論理ポートを BizTalk Server 管理コンソールの物理ポートにマップします。
要求メッセージをドロップするファイル ポートを選択します。 BizTalk オーケストレーションは、要求メッセージを使用して SAP システムに送信します。
BizTalk オーケストレーションが SAP システムからの応答を含む応答メッセージをドロップするファイル ポートを選択します。
このトピックで先ほど作成した WCF カスタム送信ポートを選択します。
OK をクリックします。
BizTalk Server でのアプリの構成の詳細については、「 アプリケーションを構成する方法」を参照してください。
次のステップ
これで、WCF ベースの SAP アダプターを使用して SAP システムにメッセージを送信する BizTalk プロジェクトへの vPrev BizTalk プロジェクトの移行が完了しました。 移行されたアプリケーションをテストするには、「 手順 3: 移行されたアプリケーションをテストする」の説明に従って、SD_RFC_CUSTOMER_GET RFC を呼び出す要求メッセージを送信する必要があります。