Microsoft BizTalk Accelerator for RosettaNet (BTARN) は、取引先との統合を含むビジネス プロセスをパブリック プロセスとして実装します。 組織内部のビジネス プロセスは、プライベート プロセスとして実装されます。 パブリック プロセスとプライベート プロセスを使用することで、RNIF (RosettaNet Implementation Framework) の処理 (パブリック プロセス内) は、Service Content 処理とバックエンドの統合 (プライベート プロセス内) から独立します。
BTARN では、長期にわたって実行される BizTalk オーケストレーションとして、パブリック プロセスを実装しています。 1 つのパブリック プロセスのオーケストレーションは開始側で実行され、もう 1 つのオーケストレーションは応答側で実行されます。 BTARN セットアップ プログラムからは、RNIF 1.1 および RNIF 2.01 用の開始側パブリック プロセス オーケストレーションと応答側パブリック プロセス オーケストレーションの各バージョンが提供されます。
これらのパブリック プロセス オーケストレーションにより、すべての RNIF プロセスが実装されます。 パブリック プロセスでは、RNIF の複雑な部分はコンポーネントの他の部分からは見えないようになっています。 パブリック プロセスは RNIF 準拠のメッセージの流れをスムーズにするだけでなく、既定の追跡設定を指定し、実行時にプロセス状態に関する情報を提供します。 メッセージの Service Content は処理されません。 これは、プライベート プロセスが行います。
各取引先アグリーメントは単一のパブリック プロセスを参照して、PIP (Partner Interface Process) アクションを開始するか、アクションに応答します。 ただし、パブリック プロセスでは PIP は認識されません。
パブリック プロセスのデザインは、RosettaNet の仕様によって決定されます。 パブリック プロセスは変更しないことを推奨します。 パブリック プロセス オーケストレーションは、バージョン管理され、署名されています。 パブリック プロセスを変更すると、RNIF に準拠しなくなります。