この記事では、Azure Managed Redis キャッシュの効果的なメモリ管理について説明します。
立ち退きポリシー
お使いのアプリケーションに適した削除ポリシーを選択します。 Azure Managed Redis の既定のポリシーは volatile-lru
です。つまり、 EXPIRE などのコマンドで TTL 値が設定されているキーのみが削除の対象となります。 TTL 値を持つキーがない場合、システムはキーを削除しません。 メモリ不足の場合にシステムでキーの削除を許可する場合は、 allkeys-lru
ポリシーを検討してください。
キーの有効期限
キーに有効期限値を設定します。 有効期限が切れると、メモリ負荷が発生するまで待たずに、事前にキーが削除されます。 メモリ不足のために削除が開始される場合、サーバーにさらに多くの負荷が発生するおそれがあります。 詳細については、EXPIRE コマンドと EXPIREAT コマンドに関するドキュメントを参照してください。
メモリ使用量の監視
メモリ不足が起こらないようにし、問題が発生する前にキャッシュをスケーリングする機会を確保できるように、"使用されているメモリの割合" メトリックへのアラートの追加を検討してください。 "使用されているメモリの割合" が常に 75% を超えている場合は、上位レベルにスケーリングしてメモリを増やすことを検討してください。 階層に関する詳細は、「アーキテクチャ」を参照してください。