クイック スタート: Ubuntu 仮想マシン (VM) 用のサイト ネットワーク サービス (SNS) を仮想ネットワーク機能 (VNF) として作成する

このクイックスタートでは、Azure portal を使ってサイト ネットワーク サービス (SNS) を作成するプロセスについて説明します。 サイト ネットワーク サービス (SNS) は、ネットワーク サービス インスタンスの重要な部分であり、特定のサイトに関連付けられます。 サイト ネットワーク サービス (SNS) の各インスタンスは、ネットワーク サービス設計 (NSD) の特定のバージョンを参照します。

前提条件

アクティブなサブスクリプションが含まれる Azure アカウントが必要です。 Azure サブスクリプションをお持ちでない場合は、開始する前に、こちらの「無料で始める」の手順に従ってアカウントを作成してください。

このクイックスタートでは、次のクイックスタートの前提条件に従ったことを前提としています。

• クイック スタート: Operator と仮想化されたネットワーク機能 (VNF) の前提条件
• クイック スタート: 仮想化されたネットワーク機能 (VNF) サイトを作成する

サイト ネットワーク サービス (SNS) を作成する

リソースを作成する

1. Azure portal で、検索に「Site Network Services」と入力し、結果から [Site Network Services] (サイト ネットワーク サービス) を選択します。

2. [+ 作成] を選択します。

   

3. [基本] タブで、次の情報を入力または選択します。 残りの設定には既定値を受け入れます。

   設定	値
   サブスクリプション	サブスクリプションを選択します。
   リソース グループ	[operatorresourcegroup] を選びます。
   名前	「ubuntu-sns」と入力します。
   リージョン	前提条件のリソースに使った場所を選びます。
   サイト	「ubuntu-vm-site」と入力します。
   マネージド ID の種類	ユーザー割り当て。
   ユーザー割り当て ID	[identity-for-ubuntu-vm-sns] を選択します。

   

ネットワーク サービス設計を選択する

1. [Choose a Network Service Design] (ネットワーク サービス設計の選択) ページで、前に発行した発行元、ネットワーク サービス設計リソース、ネットワーク サービス設計バージョンを選びます。

   設定	値
   Publisher Offering Location (発行元のオファリングの場所)	[英国南部] を選択します
   発行元	[ubuntu-publisher] を選択します
   ネットワーク サービス設計リソース	[ubuntu-nsdg] を選択します
   ネットワーク サービス設計のバージョン	1.0.0 を選択します

   

2. [次へ] を選択します。

初期構成を設定する

1. [Set initial configuration] (初期構成の設定) タブで、[新規作成] を選択します。

2. 名前フィールドに「ubuntu-sns-cgvs」と入力します。

   

3. 次の JSON ファイルをコピーして、表示される ubuntu-sns-cgvs ダイアログに貼り付けます。 仮想ネットワーク ID、マネージド ID、SSH 公開キーの値が含まれるプレースホルダーを編集します。

   {
     "ubuntu-vm-nfdg": {
       "deployParameters": [
         {
           "ubuntu-template": {
             "subnetName": "ubuntu-vm-subnet",
             "virtualNetworkId": "/subscriptions/<subscription_id>/resourceGroups/<pre-requisites resource group>/providers/Microsoft.Network/virtualNetworks/ubuntu-vm-vnet",
             "sshPublicKeyAdmin": "<Your public ssh key>"
           }
         }
       ],
       "managedIdentityId": "<managed-identity-resource-id>",
       "nfdv": "1.0.0"
     }
   }
   

4. managedIdentity リソース ID を取得する方法については、「クイック スタート: Operator と仮想化されたネットワーク機能 (VNF) の前提条件」の「マネージド ID の リソース ID」セクションを参照してください。

   さらに、sshPublicKeyadmin は、cat ~/.ssh/id_rsa.pub または cat ~/.ssh/id_dsa.pub を実行して一覧表示するか、「新しいキーの生成と公開キーの取得」に従って作成することができます。

5. [Review + create](レビュー + 作成) を選択します。

6. [作成] を選択します。

デプロイを待機

デプロイが "成功" 状態になるまで待ちます。 完了すると、仮想ネットワーク機能 (VNF) が稼働状態になります。

仮想ネットワーク機能 (VNF) にアクセスする

1. 仮想ネットワーク機能 (VNF) にアクセスするには、Azure portal で [Site Network Service object] (サイト ネットワーク サービス オブジェクト) に移動します。
2. [現在の状態] -> [リソース] の下のリンクを選択します。 このリンクをクリックすると、Azure Operator Service Manager によって作成された管理対象リソース グループに移動します。

おめでとうございます。 Ubuntu 仮想マシン (VM) 用のサイト ネットワーク サービスを仮想ネットワーク機能 (VNF) として正常に作成できました。 これで、Azure portal を使って仮想ネットワーク機能 (VNF) を管理および監視できるようになります。

完了したら、必ずリソースを削除してください。 手順は次のとおりです。

1. オペレーター リソース グループを削除します。
2. 手順 1 が完了したら、発行元リソース グループを削除します。