この記事では、Azure Load Testing を使用してロード テストを実行するときに、サーバー側のアプリケーション メトリックをキャプチャして監視する方法について説明します。 Azure でホストされるアプリケーションのロード テストを実行すると、Azure Load Testing によって、アプリケーション コンポーネントのリソース メトリックが収集され、負荷テスト ダッシュボードに表示されます。
ロード テスト中にメトリックをキャプチャするには、ロード テスト構成を更新し、アプリケーションを構成する Azure アプリ コンポーネントを追加 します。 サービスは、コンポーネントの種類に応じて、これらのアプリ コンポーネントに最も関連するリソース メトリックを自動的に選択します。 必要に応じて、各 Azure コンポーネント のサーバー側メトリックの一覧を更新 できます。
Azure Load Testing は Azure Monitor と統合され、Azure でホストされるアプリケーションのサーバー側リソース メトリックをキャプチャします。 Azure Load Testing でサポートされる Azure リソースの種類について詳しくは、こちらをご覧ください。
[前提条件]
- アクティブなサブスクリプションを持つ Azure アカウント。 Azure サブスクリプションをお持ちでない場合は、始める前に無料アカウントを作成してください。
- Azure ロード テスト リソース。 ロード テストのリソースを作成するには、「ロード テストの作成と実行」を参照してください。
ロード テストに Azure アプリ コンポーネントを追加する
Azure でホストされるアプリケーションのリソース メトリックを監視するには、ロード テスト構成で Azure アプリケーション コンポーネントの一覧を指定する必要があります。 Azure Load Testing では、選択したコンポーネントごとに関連するリソース メトリックのセットが自動的にキャプチャされます。 ロード テスト中とテストの完了後、ロード テスト ダッシュボードでサーバー側のメトリックを表示できます。
Azure Load Testing でサポートされる Azure コンポーネントの一覧については、「 サポートされている Azure リソースの種類」を参照してください。
ロード テスト用の Azure コンポーネントを構成するには、次の手順に従います。
Azure portal で Azure ロード テスト リソースに移動します。
左側のウィンドウで、[ テスト] を選択し、一覧からロード テストを選択します。
テストの詳細ページで、[ 構成] を選択し、ロード テスト中に監視する Azure リソースを追加または削除する アプリ コンポーネント を選択します。
[ アプリ コンポーネントの構成] ページで、追加または削除する Azure リソースのチェック ボックスをオンまたはオフにして、[ 適用] を選択します。
ロード テストを実行すると、Azure Load Testing によって、選択したアプリ コンポーネントの既定のリソース メトリックがテスト実行ダッシュボードに表示されます。
各アプリ コンポーネントのリソース メトリックの一覧はいつでも変更できます。
ロード テストのリソース メトリックを構成する
ロード テスト構成にアプリ コンポーネントを追加すると、Azure Load Testing によって、これらのコンポーネントに最も関連するリソース メトリックが追加されます。 ロード テストの各アプリ コンポーネントのリソース メトリックを追加または削除できます。
ロード テストのリソース メトリックの一覧を表示および更新するには、次の手順に従います。
テストの詳細ページで、[ 構成] を選択し、[ メトリック] を選択して、ロード テスト中にキャプチャする特定のリソース メトリックを選択します。
キャプチャするメトリックの一覧を更新し、[ 適用] を選択します。
[ 実行 ] を選択して、新しい構成設定でロード テストを実行します。
テスト結果ダッシュボードに、更新されたサーバー側メトリックが表示されます。
注
負荷テストの負荷テスト構成を更新すると、今後のすべてのテスト実行でその更新された構成が使用されます。 また、負荷テスト ダッシュボードでアプリのコンポーネントとメトリックを更新することもできます。 この場合、構成の変更は現在のテスト実行にのみ適用されます。