このクイック スタートでは、Azure portal を使用して Azure Files のバックアップを開始するためのバックアップ ポリシーを作成する方法について説明します。 Azure Files の Azure Backup ポリシーでは、バックアップを作成する方法とタイミング、復旧ポイントの保有期間、およびデータ保護と復旧の規則を定義します。
前提条件
Azure Files のバックアップ ポリシーを作成する前に、次の前提条件が満たされていることを確認します。
- サポートされているストレージ アカウントの種類のいずれかにファイル共有が存在することを確認します。 サポート マトリックスを見直します。
- ファイル共有をホストするストレージ アカウントと同じリージョンとサブスクリプションに Recovery Services コンテナー を特定または作成します。
- ストレージ アカウントのアクセスに制限がある場合は、アカウントのファイアウォール設定を確認して、 例外として[信頼されたサービスの一覧の Azure サービスにこのストレージ アカウントへのアクセスを許可する ]が許可状態であることを確認します。 例外を認める手順については、こちらのリンクを参照してください。
バックアップ ポリシーの作成
バックアップ ポリシーでは、Recovery Services ボールトにおけるスケジュール、復旧ポイントの作成頻度、および保持期間を定義します。
新しいバックアップ ポリシーを作成するには、次の手順に従います。
ビジネス継続性センター>保護ポリシーに移動し、[ + ポリシーの作成>バックアップ ポリシーの作成] を選択します。
[スタート: ポリシーの作成] ウィンドウで、データソースの種類として Azure Files (Azure Storage) を選択します。 [ コンテナーの選択 ] リンクで、Recovery Services コンテナーを選択し、[ 続行] を選択できます。
[ ポリシーの作成 ] ウィンドウで、ポリシー名を指定します。
Backup レベルで、ボールト-スタンダード として層を選択します。
注
- スナップショット層: このバックアップ層では、ローカルに格納されているスナップショット ベースのバックアップのみが有効になり、誤って削除された場合にのみ保護を提供できます。
- Vault-Standard レベル: このレベルでは、包括的なデータ保護が提供されます。
[ バックアップ スケジュール ] セクションで、要件に従ってバックアップ スケジュールを構成します。
注
1 日あたり最大 "6 つのバックアップ" を構成できます。 スナップショットは、ポリシーで定義されているスケジュールに従って作成されます。 コンテナー化されたバックアップの場合、その日の最後のスナップショットのデータがコンテナーに転送されます。
[ スナップショットの保持 期間] セクションと [ コンテナーの保持 期間] セクションで、復旧ポイントの有効期限を決定するように保持期間を構成し、[ OK] を選択します。
バックアップ ポリシーを作成するには、[ 作成] を選択します。
注
Azure Files のバックアップを構成するときに、外出先でバックアップ ポリシーを作成することもできます。
次のステップ
- Azure portal を使用して Azure Files のバックアップを構成します。
- Azure portal、Azure PowerShell、Azure CLI、REST API を使用して Azure Files のバックアップを管理します。