Azure Cache for Redis Standard レベルと Premium レベルでは、プライマリとレプリカとして構成された 2 つの専用仮想マシン (VM) で各キャッシュをホストすることで、冗長性が提供されます。 プライマリ VM が使用できなくなった場合、レプリカは自動的に新しいプライマリとして引き継ぎます。
Premium キャッシュを作成するときに、レプリカの数を最大 3 つまで増やし、キャッシュをバックアップする VM を合計 4 つ作成できます。 複数のレプリカは、1 つのレプリカよりも高い回復性を提供します。
この記事では、Azure portal を使用して、レプリカを追加した Azure Cache for Redis Premium キャッシュを作成する方法について説明します。
[前提条件]
Azure サブスクリプションが必要です。 アカウントがない場合は、無料アカウントを作成してください。
制限事項
キャッシュに対して複数のレプリカを作成するには、次の制限があります。
- 複数のレプリカの追加をサポートするのは、Premium レベルの Azure Cache for Redis のみです。
- キャッシュの作成後にレプリカの数を変更することはできません。
- 複数のレプリカを持つキャッシュでは geo レプリケーションを使用できません。
- 複数のレプリカを持つキャッシュでは、追加専用ファイル (AOF) データ永続化を使用することはできません。
レプリカを追加して Premium キャッシュを作成する
「クイック スタート: Azure Redis Cache を作成する」の手順に従ってキャッシュを作成します。 [基本] タブで、[Premium for Cache SKU] を選択し、P0 から P6 までのサイズを選択します。
[ 詳細 ] タブの [ レプリカ数] で、レプリカの数を 2 または 3 のレプリカに増やします。
必要に応じて、クラスタリング、データ永続化、およびその他の設定を構成します。
注
複数のレプリカを作成する場合、追加専用ファイル (AOF) データ永続化を使用することはできません。
[ 確認と作成] を選択し、検証に合格したら [ 作成] を選択します。
キャッシュが作成されるまで、しばらく時間がかかります。 Azure Cache for Redis の [概要] ページで進行状況を監視できます。 [状態] に "実行中" と表示されている場合は、キャッシュを使用する準備ができています。
注
キャッシュの作成後にキャッシュ内のレプリカの数を変更することはできません。