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Azure portal から Kubernetes リソースにアクセスする

Azure portal には、Azure Arc 対応 Kubernetes クラスター内の Kubernetes リソースに簡単にアクセスするための Kubernetes リソース ビューが用意されています。 Azure portal から Kubernetes リソースを表示すると、Azure portal と kubectl コマンド ライン ツールの間のコンテキストの切り替えが削減されるため、Kubernetes リソースを表示および編集するためのエクスペリエンスが効率化されます。 リソース ビューアーには現在、デプロイ、ポッド、レプリカ セットなどの複数の種類のリソースが含まれています。

前提条件

  • Azure Arc 対応 Kubernetes リソースとして Azure に接続された既存の Kubernetes クラスター。

  • クラスターに対して認証し、ポータル内のリソースにアクセスできるアカウント:

    az role assignment create --role "Azure Arc Kubernetes Viewer" --assignee $AAD_ENTITY_OBJECT_ID --scope $ARM_ID_CLUSTER
    
    kubectl create clusterrolebinding demo-user-binding --clusterrole cluster-admin --user=$AAD_ENTITY_OBJECT_ID`
    

    Azure portal に対して認証を行い、Arc 対応クラスター リソースを表示するには、同じアカウントに Azure Arc Kubernetes ビューアーなどの Azure ロールが必要です。

Kubernetes リソースを表示する

Kubernetes リソースを表示するには、Azure portal でクラスターに移動します。 サービス メニューで、 Kubernetes リソース (プレビュー) を展開します。 このセクションでは、情報を表示するためのいくつかのオプションがあります。

  • 名前空間: クラスターの名前空間。 名前空間の一覧の上部にあるフィルターを使用すると、名前空間リソースをすばやくフィルター処理して表示できます。
  • ワークロード: クラスターにデプロイされたデプロイ、ポッド、レプリカ セット、ステートフル セット、デーモン セット、ジョブ、および cron ジョブに関する情報。
  • サービスとイングレス: クラスターのサービスとイングレス リソース。
  • ストレージ: Azure ストレージ クラスと永続ボリューム情報。
  • 構成: クラスターの構成マップとシークレット。

Azure portal 内の Kubernetes ワークロード情報のスクリーンショット。

YAML を編集する

Kubernetes リソース ビューには YAML エディターも含まれています。 組み込みの YAML エディターを使用すると、ポータル内から Kubernetes オブジェクトを更新し、すぐに変更を適用できます。

警告

Azure portal の Kubernetes 管理機能や YAML エディターは、開発用やテスト用の設定で新しいデプロイの学習やフライト化を行うために構築されています。 YAML を編集して直接運用環境の変更を実行することはお勧めしません。 運用環境には、GitOps を使用して構成を適用することを検討してください。

YAML を編集した後に、[確認と保存] を選択し、変更を確認してから再び保存します。

Azure portal に表示される Kubernetes オブジェクトの YAML エディターを示すスクリーンショット。

次のステップ