すべての ADOMD.NET サーバー オブジェクトは、サーバー上のデータやメタデータへの読み取り専用アクセスを提供します。 データやメタデータを取得するには、ADOMD.NET サーバー オブジェクト モデルを使用します。スキーマ行セットはサポートされていません。
ADOMD.NET server オブジェクトを使用すると、ユーザー定義関数 (UDF) または Microsoft SQL Server Analysis Services 用のストアドプロシージャを作成できます。 これらのインプロセス メソッドは、多次元式 (MDX)、データ マイニング拡張機能 (DMX)、SQL などの言語で作成されたクエリ ステートメントを通じて呼び出されます。 また、これらのインプロセス メソッドを使用すると、ネットワーク通信に関連する待機時間なしに追加の機能を利用できます。
注意
Microsoft.analysisservices.sharepoint.integration.dll オブジェクトは、DMX のみをサポートしています。
UDF とは
UDFは、次の特性を持つメソッドです。
クエリのコンテキストで呼び出すことができます。
任意の数のパラメーターを受け取ることができます。
さまざまな種類のデータを返すことができます。
次の例では、架空の UDF である FinalSalesNumber
を使用しています。
SELECT SalesPerson.Name ON ROWS,
FinalSalesNumber() ON COLUMNS
FROM SalesModel
ストアド プロシージャとは
ストアドプロシージャは、次の特性を持つメソッドです。
MDX
CALL
ステートメントを使用して、独自のストアドプロシージャを呼び出します。ストアドプロシージャは、任意の数のパラメーターを受け取ることができます。
ストアドプロシージャは、データセット、 IDataReader、または空の結果を返すことができます。
次の例では、架空のストアド プロシージャである FinalSalesNumbers
を使用しています。
CALL FinalSalesNumbers()