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WebMatrix 構想の実現のためにはやはりいきなりアプリケーションをサクッとインストールしてそこからカスタマイズする CMS 活用的な方法論も重要で、これは従来からお伝えしてきた Web Platform Installer(Web PI:うぇぶ・ぴー・あい)の仕組みがそのまま使われています。
つまり、これに伴い Web PI のバージョンもアップしているということで 3.0 になっています。それとエバンジェリスト内での議論ではさらにもう一層、この仕組みを支えているものがあり、それが Web 配置ツール あるいは MSDEPLOY/Web Deploy と呼ばれるコンポーネントです。このコンポーネントがあることでWebサイト、アプリケーションのみならずデータベースも一緒にパッケージして配置を行うことができるようになっています。ここを捉えておくとより汎用的な Visual Studio 系での IIS/ASP.NET の配置との関連性がよくわかるはずです。
Web PI の画面構造もだいぶフィードバックによって変わりました。ちょっと画面を貼っておきましょう。
あいかわらず上部の文言も含め全部 RSS フィードを取り込むことで実現しているのは変わっていませんが、XMLのスキーマは微妙に変わっています。以前は評価とかいう項目もあったのですが、あまり利用されなかったようで、ダウンロード数(上記の画面では表示されていない)は引き続き見れるようになっています。概ねすっきりしたルックスに生まれ変わっています。
ツールの UI として表示項目数が多くなると検索機能が付くのがよくある話ですが、ここでもそうなりました。右上の検索欄は今後よく使われる機能になるでしょう。例えば WebsitePanel で検索をすると下記のような検索結果画面になります。
とさりげなく書いてしまったのですが、そうです。サーバー OS 上で実行している場合には実は WebsitePanel が Web PI でインストールできるようになったのもこのバージョン3.0からになります。他のコントロールパネルを使っている場合も多いと思いますが、Web PI でインストールできるようになったことにより、このツールの利用も増えてくると思っています。
Installing WebsitePanel with Web Platform Installer
https://www.websitepanel.net/installation-guide/websitepanel-installation-with-web-platform-installer
WebsitePanel については物江の下記の投稿とかを見るといいと思います。
OSS アプリで作る IIS 簡単 Web ホスティング
WebSitePanel に MySQL をサービスとして追加するには
日本初の WebMatrix 発行が可能なホスティングとしてご協力いただいている データ・ジャパンさんの ExpressWeb のサービスもこれを活用しています。Microsoft Web App Gallery の機能を併せ持つこのコンパネによって、Web PI でインストールすることのできる OSS Web アプリケーションを全部使えるようになるので個別に各 CMS のインストールを確認する方式ではないのが結構大きい話だと認識しています。つまり Web PI で例えば(本当に最近できるようになった)Geeklog が、OpenPNE が etc. 使えるようになれば WebsitePanel 上でもインストール操作が可能になる凄いメカニズムです。今まではホスティングのサービス毎に検証していたのが実態じゃないでしょうかね。
そしてさらに。これが Azure 上で展開できるようになるとこの方法論を使用したビジネスをする企業も増えてくるかもしれませんね。下で Azure や Web PI のフィードを利用していることを意識せずに Eコマースビジネスをやっている人は例えば EC-CUBE を選択してあっという間にセットアップ、それをカスタマイズするモデルができるかもしれません。もう少しかかるでしょうけど、気づいた人は始めるでしょうね。
実は昨晩発表されたことって波及範囲はかなり大きそうです。ぜひ色々なニュースをウォッチすることをお勧めします。