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辛口なコメントで始めると「今までのWindowsがあまりにも状態情報を得ることが大変だったんだなあ」と思うここ数日間でございます。
日付が変わって明日、MSC2006でVistaの運用管理に絡む機能を色々とお話する機会をいただいていますが、準備のために改めて色々と触っている中で感じたことです。Vistaはかなり健康状態をチェックするのが楽になっているかもしれない!サポートに在籍していたころによく観察していたのが、お客様毎のPCの状態把握方法なんですが、イベントログ・基本的なカウンターの保存と収集というのが大体共通項でした。もちろんそれが王道なので何か代案を示そうとしている訳ではありません。Vistaだと、イベントログはXMLベースだわ、優秀なタスクスケジューラは付いているわ、複数台のイベントログを一台に集める機能はあるわ で今までの王道の手法を誰もが時間をかけずに実施できるようになる点において「すごい」の一言を思わず発してしまいました。地味なところなんですが、これの良さを実際に運用で苦労なさっている方々は絶対ご理解いただけると思います。
私の一番のお気に入りは「信頼性モニターと」いうものですね。実は高添がMMS2006(お台場で開催)というイベントで基調講演デモの一部で見せていたんですが、「信頼性とパフォーマンスモニタ」なるPerfMonが強化されたものの中にあるもので、構成変更(アプリケーションのインストール、アンインストール)の記録を時系列に情報表示し、時間軸に沿ってエラー種別毎にフラグを見れます。これにより、エラーが大量に発生しだした日がはっきりわかる他、その前後に実施された変更を追うことができます。これは実は圧巻です。本来あっては行けませんが、環境との相性により更新プログラムの適用後に何かが起こってしまう状況が現実では実際にあります。辛い経験をされたことのある技術者の方が結構いらっしゃると思います。この信頼性モニターを使うと条件の相違がはっきりするので、かなり初期切り分けでの可能性のある原因の絞り込みがしやすくなります。これはうれしい。
私は当時のお客様の顔を思い起こしながらこういうことを書いていますが、皆さんお元気でしょうか。そろそろ一度お伺いして色々とお話を伺いたいなと思っている今日このごろです。(^-^)