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仮想化のテクノロジーが進むに連れ、いままで考えても見なかったことが本当に色々と起こります。MSが提供を開始したバーチャル・ラボもその一つです。是非 お試しください。MSDNの方が少し先行していますが、うちのチームの小島が頑張ってTechNet側も準備をしているのでもうすぐコースが公開されることと思います。
※MSDNの方はこちら。
米国ではかなり前から始まっており、日本のIPアドレスからも米国ラボの利用がある点については知っておりますが、日本でもようやくバーチャル・ラボが整いつつあります。このバックエンドのテクノロジーは Virtual Server であり、インターネット越しにVMRC(Virtual Machine Remote Control)を行うクライアントのActiveXコントロールを介して皆さんのブラウザから弊社インフラへ接続いただく形態になります。同じような形態で実は https://www.iis.net でIIS7.0を見ることができるものがあります。
ところで、何か新しい製品をお客様に提供するソリューションに組み込む前に、時間がとれない時は情報収集のみの場合もあるでしょうが、できる限りは検証をすると思います。我々IT Proエバンジェリストのチームはまさにここにかかるワークと時間をMSの製品に関しては少しでもセーブできるように IT Pro道場 なるものを始めて、約一年が経過しました。これはこれでもちろん生で観れますし、質問もできるし、血の通った回答もさせていただけるので大好評であり、それは変わりません。でももっと手軽に、且つこのブロードバンドが普及してきたご時世で製品を直に触れるインフラの登場は実に驚きとともに必ず皆さんのお役に立つと思っております。
他のエバンジェリストといつも話しているのがITを勉強する環境と時間についてですが、このラボを使った形態というのは今後のIT教育によく登場する形態になるかもしれません。教室にはブラウザだけ搭載されたマシンを置けばよく、準備と手間、場合によっては必要なスペックを大幅に削減できる可能性を秘めています。Live Meetingを3つほどここ数週間で担当させていただきましたが、ウェブキャストという形態が座学のオンライン版だとするとハンズオンのオンラインがこのバーチャルラボだと思っています。そういう風に考えると今後こういう形態でサーバー製品の教育物以外でも例えば業務アプリの教育コースをバーチャルで組むというようなことも多く行われてもおかしくないと思い始めています。ある時期はPCを多く用意した教室を用意してそれぞれにVirtual PCを入れて教育を何度か行い、それ以降はサーバーにVirtual Serverを用意してそこにVHDイメージを持っていくだけでコースを汎用化するという流れは容易に想像できる使い方ですよね。用意できるサーバーのスペックによって同時接続数を設計し、スケジュール管理ソフト(Outlookとかのイメージ)で予約して教育を受けるとか なんか面白そうじゃありませんか?
仮想化のテクノロジーはどんどん進歩しており、同じOS上でアプリケーション間で干渉を受けないSoftGridなどのテクノロジーやCPUの機能をフルに生かしたWindows Virtualization(Longhorn Server世代) などこれから見逃せないエリアで、是非ITプロフェッショナルの皆さんにはこの辺りの情報収集には精を出していただきたいです。私のメインテーマはどこでも広言して憚りませんが、「ITプロフェッショナルの皆さんが楽になること」です。仮想化を行うことは色々な面でこのテーマに合致しますからMSテクノロジーにもちろん留まらず、メインフレームから受け継がれてようやく現実味を帯びてきた分散システムにおける仮想化、そしてその先にある本当のDynamic Systemへ向けてみんなで色々面白いことをやりましょう!(^O^)/