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今年は SQL Server 2008 が出荷される年、ついにきましたね。ということで私はこのブログで今後は SQL も取り上げていこうと思っています。
私と SQL Server の出会いは前職に遡って1997年ごろだと思います。元々 AS/400 で開発ばかりしていた私は DB と言えば AS/400 についているアレであって、特にオープンな DB を使わずとも決められたものを使っていればよくて特に気にしないでもいい存在でした。それだけ AS/400 ってすごい機械だったんでしょうね。まあそれでもパフォーマンスが出ないアプリがあるとあたふたしたもんです。で、それ以降 Windows に触れるようになってからワークフロー系のアプリのプロジェクトに参画したり、今のPHPのような感じで当時 ASP だぁと言っていた波の中で SQL Server にふれるようになった記憶があります。当時は SQL 6.5 だった気がしますが、SQL 6.0 だったかもしれません。
MSに入社した1999年以降はとても接触機会が多い製品となりました。SQLそのものもそうですが、ODBC や OLEDB というキーワードでお客様の問題を解決する仕事を多くしていたり、SQL 7.0 をお客様パッケージにどうインプリすればいいのかというような仕事もあって、とても記憶に残る数年間です、今 思えば。今でこそ IIS ばっかりしゃべっていますが、お客様先では圧倒的に SQL Server に出会う機会の方が多かったのです。
会計系のパッケージなどで有名ないくつかの製品があると思いますが、そういうパッケージが SQL Server をバックエンドで採用していただく中でまあ色々な課題・問題が随時発生するのを今は MVPプログラムにいる松本と今も上司である長坂と一個一個つぶしていくような仕事をしていた当時が懐かしくもあります。6.5はデフォルトがバイナリ順、7.0は独自のソート順というようなことでお客様アプリの表示順が変わってしまったり、複数インスタンス(エンジンを複数 同じマシンにインストールできる仕掛け)の影響でどのように各社がインプリすればいいかなど 結構 今 思うと悩ましい問題をいくつも解決してきたんだなぁと思います。
インスタンスの件は結局 A社はA社のインスタンス、B社はB社のインスタンスを両立させることでお客様がA社のパッケージとB社のパッケージの両方を買っても影響なくちゃんと使えるように落ち着きました。この件に関しては正解であったことがその後のマイクロソフトサーバー製品の SQL Server エンジンの利用方法を見た時にわかります。サーバー製品自身がSQLのエンジンを同時インストールするケースではそれぞれインスタンスを利用するか、利用したいエンジンのインスタンス名を指定する形を見ていると、当時の選択が必然だったんだなぁと。
さて、現代に戻りましょうか。
私が現場で多く触ってきたのは 6.5、7.0、2000 です。もちろんその後間接的には 2005 も扱ってきていますが、実際にユーザーアプリケーションを実装するというよりはデモでお客様にお見せしたり、社内の便利ツールを作るのにささっと以前と同じ方法で利用してきたに過ぎません。そこへ 2008 が登場するわけですから結構 浦島太郎な部分もありますが、新機能はこれでもトラックしてきたつもりです。なので、これから私は「あらためてSQL Server」というテーマを掲げて色々とやっていくと思います。同じ事情の技術者の方はもちろん Access を中心で使ってきた人や System Centerが使っているからマシンには入っていてそれのお守をしているという人にも SQL Server の魅力、ひょっとすると苦手ポイントもお届けしていくことができればと考えています。
今後 奥主がいきなり 「SQLですよー」 と言いだしてもあれぇと思わないでくださいね。実は昔ぁ やっていたので。
個人的に SQL Server は大好きな製品の一つです。今後 色々な場面で SQL な人たちに出会って技術を語るのを楽しみにしています。(^-^)
しかし、基本線として「皆さんは製品を使っているのではなくてシステムを作っているんだ」という我々エバンジェリストの標語は今後もそのまま変わりません。だから製品単品を取り扱うことばかりになることは無いと思います。ここのところずっとやってきた IT Pro道場 自主トレシリーズも SQLを扱っている章はあっても Windows も IIS も Visual Studio も扱っている内容になっているわけですからこの御好評いただいているこのスタンスは崩さずやっていければいいなと「暑いなぁ」とぼけーっとしている土曜日に思うのでありました。。。