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実際に Web アプリケーションを動かすベースの部分は 6章 までの流れの中でカバーできましたのでこれで一通りお試しいただくにあたってのポイントや操作をカバーしてこれたと思います。
インターネット Web サーバー構築ガイドライン (ドラフト版)
https://technet.microsoft.com/ja-jp/iis/ff625168.aspx
このガイドラインは翻訳じゃなくて完全に書いています。なので、読みやすいところもある反面、もっとこの辺もという網羅性の観点で後で思うことが結構あるものです。なので、ドラフト版とさせていただいていて、一つの冊子レベルにまとめる段階が来たらそこにはもっと反省した点なども込めて整理する予定です。
章によって物語調解説文(理解には大事)のところと操作中心(これの期待も高い)のところのバランスがもう少しだったり、踏み込んでいるレベル感の違いなどが出ているのは理解しています。でもなんでもやってみてこそわかる、あるいは指摘も出るものなので、すごくやってみて良かったと思っています。
まだまだ 章が残っていますのでまずは書き上げることを物江と一緒に頑張っていきます。実は Appendix(付録) も想定していて、目次や索引調整、うまくいけば用語解説もくっつけたいとか言う話もしてきたので時間とお金がうまく結びつけばもう一段上のレベルを目指していけると思います。
7章 の見どころ
実は今日公開した 7章 については少し補足しておこうと思います。IIS7 になってモジュール化された結果、IIS の機能拡張はモジュールベースの開発へとようやく移行できた点は色々なところで書いていますのでご存じの方も多いと思います。
Apache でもそうであるあるいはだったと思いますが、部品として開発する方式はその部品自身の品質やテストという観点ではすごくいいと思うのですが、なかなか全体を通してのプロセスの標準化だったり、最終的な納品までの流れで 1つが n個になっている流れが並行して動くために色々なところで今までと違うところが出てきます。
とは言え、案件規模が小型化することにより本当に Agile にものが出てくる、しかもいいコンセプトのものが揃ってくることは全体を通じるとすごくいいことで、どんどん便利になる素晴らしいことだと思います。
個別の拡張機能に関してはぜひガイドラインをお読みいただきたいと思いますが、ちょびっとだけここで書きましょう。
Application Request Routing 拡張機能(長いのでARRと略します)はなんとルーティングや負荷分散、ディスクキャッシュをしてくれる機能を無償で提供しているすごくパワフルな機能ですし、SEO を対象とした SEO Toolkit なども今までの IIS では考えられない機能の提供です。本当に使いこなさないともったいないものが揃ってきていますので注目に値すると思います。
少しだけ残念なのが、あまりにも分量が多かったために今回のガイドラインでは操作手順は書けなかったことです。これは「ドラフト版」を外す際には掲載するつもりですのでお楽しみに。それまでは IIS.NET 日本語コンテンツにある各機能の翻訳記事を参照していただければと思います。たとえば ARR に関しては 以下に記事ツリーがあります。
Application Request Routing モジュールの使用
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee886282.aspx
Apache のモジュールに相当するものが IIS の本体機能についていたり、拡張機能になったりと悩ましいケースがあるにはあると思うのですが、IIS7 もここまで来ましたのでお知らせさせていただくとともに、ぜひご活用いただきたく思います。Web PI も拡張機能の一つに名前を連ねていますが、インストールする際、あるいは拡張機能を俯瞰で見たい時には Web PIで確認する、あるいは Web PIが読み込んでくる RSS フィードそのものを参照する、落とされた XML を見るなど色々な活用方法が考えられると思うのでやってみていただければと思います。(*^_^*)