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私がDSIをメインテーマにしゃべったのはTechEd2005で高添がVol1、私がVol2という流れで話した以来で、かなり新鮮な感覚でした。ずっと技術的には追いかけていたものの、DSIものは基本的に「先発投手」高添が全部担当してきたような気がします。まあそろそろ「中継ぎ」も頑張らないといかんということで登板してきました。ちなみに「クローザー」は田辺なんですけど...
登壇させていただいたセミナーはこちらです。
COMPUS2006
https://www.iim.co.jp/compus2006/
DSIというと2002年頃から言われ始め、Visual Studio 2005の登場とともに開発者の視点で語られてインフラを担当されている方や運用をやられている方にしてみればVSをインストールしないといけないの???というもやもやした気持ちになってしまうものだったような気がします。実際には(ライセンスの観点を除けば)運用系のコンソールであるMMC(Microsoft Management Console)の代わりにVisual Studio IDEがコンソールになっただけという捉えかたもできたと思っています。実際にSQL Server 2005ではManagement Studioという形でIDEが管理ツールと統合した形です。
でも実際に運用管理を行う製品で統合されないとOne Consoleですべてをという操作性は実現できないと私は理解しています。なので、次期MOMであるSystem Center Operations Manager 2007のコンソールでモデリングを運用者の立場でもできるようにします。これによって開発者とITプロフェッショナルの方が違うツールを使って同じ言葉を話すことができるようになり、本当の意味で共通定義、SDM(System Definition Model)を採用しようと考えることができるようになってきます。実はSDMもバージョニン管理をしているようで、世代を追って順に拡張されています。
そして開発→運用への流れは見えてきましたが、DSIの核心である自動展開、自動更新...を実現するには構成される側の構成をより容易に実現できるOSを含めたプラットフォームの構造改革が必要です。そこで仮想化であり、Longhorn Serverのコンポーネント構造が登場してきているというのが背景に実はあったのです。今度は構成をする側のLonghorn ServerのServer ManagerがSDMをしゃべります。仮想化テクノロジーの進化という意味ではCPUの新性能の恩恵をフルに受けることができるLonghorn世代のWindows Virtualizationということになってきます。
なんか綺麗な構造じゃないですか?
一方で、高添も私も一時期書いたかもしれませんが、マルチベンダーな取り組みも進んでいます。SDM→SMLへという動きです。Service Modeling Languageというものですが、是非 こちら をご覧ください。
そして仮想化が進展してくると物理環境と仮想環境が当然実際の環境では混在してきます。仮想環境の管理が容易でなければいけません。そこでSystem Center Virtual Machine Managerが必要になってくる訳ですね。最初に最も最適な仮想OSの配置先を選択する画面で4つ星とか5つ星とかを見た時はたまげましたが、今思うとこの流れからすると当然の機能だった気がしています。これで企業内サーバーリソースの稼働率が向上するところにも貢献できます。おまけにこの製品は従来VSMTと呼ばれていた物理環境→仮想環境への変換機能も有していることになっています。
あと一か月で2007年が来ます。64ビット化も後ろでは控えていますし、なんか2007年~2008年にかけて大きな波が来そうな予感がします。。。
こういう視点でMSテクノロジーを見てみるとマクロな感覚で面白くないですか?(^O^)/