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こんにちは、日本マイクロソフト System Center Support Team の三輪です。
本日は、SCVMM において、動的最適化による仮想マシンの移行がメンテナンスモード中のホストに対して発生する事象についてご案内致します。
動的最適化は、ホスト間の負荷状況と SCVMM にて指定した設定値から、仮想マシンの移行を行い、ホストの負荷分散を図る機能です。
通常、SCVMM 上でメンテナンスモードの状態となっているホストは、動的最適化の計算対象からは除外されます。
- Configuring Dynamic Optimization and Power Optimization in VMM (VMM での動的な最適化と電力の最適化の構成)
:https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/gg675109(v=sc.12).aspx
> メンテナンス モードの状態となっているホストも動的最適化から除外されます。
しかしながら、タイミングによっては、メンテナンスモードの変更ジョブの実行中、またメンテナンスモードにあっても、動的最適化による仮想マシンの移行が実行される場合があります。
ホストがメンテナンスモードへ変更される前に、動的最適化による計算が行われ、ホストをバランスターゲットとして選択した場合に上記の様な状態が発生しうります。
また、メンテナンスモードへの変更中以降に動的最適化によってマイグレーションされた仮想マシンは、タイミングによっては、メンテナンスモードジョブにて退避する仮想マシンの対象とされません。
具体的なシナリオを以下にご案内します。
- 対象ホストへ動的最適化による移行の計画が SCVMM 上で作成される。
- SCVMM 上で対象ホストをメンテナンスモードへ変更する。
- メンテナンスモード変更ジョブにてホスト上の仮想マシンが別のホストへ移行する。
- 動的最適化による計画が存在するため、仮想マシンが対象ホストへ移行される。
- 3. 4. の順番は同時であったり、逆となることもあります。