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本記事は、マイクロソフト本社の The Windows blog から記事を抜粋し、翻訳したものです。
【元記事】IE9 with SmartScreen Leads Malware Protection Once Again (2011/8/15)
先月、第三者のセキュリティ調査機関である NSS Labs から 2011 年第2四半期のヨーロッパ地域を対象に、Web 経由で侵入してくるマルウェアをブラウザーでどの程度防げるかを調査した報告書 (PDFファイル直リンク) が「WEB BROWSER SECURITY SOCIALLY-ENGINEERED MALWARE PROTECTION」として公開され、Internet Explorer 9 (以下 “IE9”) がブロック率 100% の素晴らしい結果を残しました。
このたび NSS Labs が新たに2つの報告書を公開しました。1つ (英語) は 2011 年第3四半期に、アジア太平洋地域 (APAC) を対象に行った調査結果の報告書、もう1つ (英語) は同じく 2011 年第3四半期に対象を全世界規模に広げて行った調査結果の報告書です。
こちらは後者の結果ですが、IE9 は SmartScreen によって 96% のマルウェアの侵入をブロックし、さらにアプリケーションレピュテーション技術で 3.2%、合計 99.2% のマルウェアの侵入をブロックしました。
こちらのグラフはそれぞれ 3 つの地域 (青:全世界、赤:アジア太平洋、緑:ヨーロッパ) の結果をまとめたものです。IE9 はどの地域においても安定した結果を示しています。
Web 経由でマルウェアに感染する可能性は引き続き高いです。悪意のある URL や添付ファイルを含んだ電子メールや、脆弱性を悪用した攻撃や、ブラウザーや他のアプリケーションを標的にしたドライブ・バイ・ダウンロードをホスティングしている Web サイトが多数あります。
ブラウザーはそれら PC に害を成す攻撃を最前線で受けるため、そのセキュリティ対策は非常に重要です。もちろん皆さんはセキュリティ対策ソフトを PC に導入されていると思いますが、セキュリティ対策に完全はありません。
リスクをなるべく減らすために、マイクロソフトでは「多層防御」という考え方を推奨しています。それは即ち、さまざまな製品のレイヤー (ブラウザー、セキュリティ対策ソフト、OS) で対策を講じ、抜けや漏れを限りなく減らす態勢を調えることです。その中でもブラウザーのアップグレードは無料でできるセキュリティ対策です。ぜひ最新の IE9 (Windows XPユーザーの方は IE8 ) にアップグレードしてください。
IE9には SmartScreen だけでなく、ドメインの強調表示や、XSS (クロスサイトスクリプティング) フィルター、ActiveXフィルター、追跡防止といったさまざまなセキュリティ、プライバシー対策が講じられています。