Note
Access to this page requires authorization. You can try signing in or changing directories.
Access to this page requires authorization. You can try changing directories.
本記事の最新版をフォーラムにて紹介しております。
記事の改訂が含まれる場合がございますので、フォーラムの情報を参照してください。
フォーラムへのリンク
いつも弊社製品をご利用いただき誠にありがとうございます。
Windows プラットフォーム サポートの濵谷です。
今回はよくお問い合わせいただく、更新プログラムの適用後の手動クリーンアップによって、コマンド プロンプト上でエラー メッセージ 「 Error2 ( 指定されたファイルが見つかりません ) 」 が表示される現象をご紹介します。またそれに付随して、クリーンアップを実行すると、20 % で完了となる現象に関しましてもご紹介します。
Windows Update のクリーンアップについて
Windows Update のクリーンアップを実行すると、過去にインストールされ、不要になった更新プログラムの情報が削除されます。
削除されるのは、システム側で差分の状態をチェックして、消去しても問題がないと判断した更新プログラムの情報のみが削除されます。
クリーンアップは、コマンド プロンプト上で、以下のコマンドを入力することで実行することができます。
> Dism /online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup
クリーンアップを実行すると、エラー 2 が表示される
[現象]
Windows Server 2016 および Windows 10上で、更新プログラムを適用後にクリーンアップを実行すると、エラー メッセージ 「 Error2 ( 指定されたファイルが見つかりません ) 」 が表示されます。
[解決法]
本事象は、コマンド プロンプト上では 「 Error2 ( 指定されたファイルが見つかりません ) 」 と表示されますがクリーンアップ自体の動作そのものは正常に完了しております。
この失敗と表示される動作はクリーンアップの際に、不要となった更新プログラムを削除する処理で起きるのではなく、処理の一環として、C:\Windows\Logs\CBS 配下に「 CbsPersist_<日時>.log 」 がある時に、cab 形式に圧縮し、「 CbsPersist_<日時>.cab 」 とする際の内部動作に問題があるために起こります。
[回避策]
本事象は上記の通り、実際にクリーンアップの段階で何か問題が発生しているわけではありませんので、特に必要ございません。
[注意事項]
本事象は Windows 10 の バージョン 1607 まで起こりうる事象であり、 バージョン 1703 以降では修正されております。
また、大変申し訳ございませんが、バージョン 1703 以前は修正される予定はございません。
クリーンアップを実行すると、20 % で完了となる
[現象]
「 Dism /online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup」コマンドを二度以上再実施すると、上記でご説明した「エラー 2 」にはなりませんが、別の既知の問題により 「 進捗が 20 % で完了」 となる可能性がございます。
この現象は 「 StartComponentCleanup 」 で何も実施するものがない時、コマンド プロンプト上で進捗が 20 % まで進み、そのまま完了となります。
この現象も 20 % という表示上だけで、実際は完了しているため実害はありません。
[参考資料]
Windows Update のクリーンアップ について
https://blogs.technet.microsoft.com/askcorejp/2013/12/08/windows-update/
WinSxS フォルダーのクリーンアップ
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/hardware/dn898501(v=vs.85).aspx
Windows 10 および Windows Server 2016 上のクリーンアップ実行の際の一助となりましたら幸いです。
なお、本ブログは予告なく変更される場合がございますのでご了承下さい。